1月21日の日経新聞から

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本日の日経新聞は興味深い話題がたくさん載っていた。以下、紹介したい。

社説からは「10連休を機に休み方改革を」。

今年・2019年のゴールデンウィークは10連休となる。今回の長期休暇を機会に、企業も個人も休みのあり方を考えようではないか、と問いかけている。

というのも、ある調査によると今回の10連休を「うれしくない」と答えた人が半数近くいたという。「うれしい」の割合が多いのは公務員や学生だと指摘している。

記事では「働き方や生活のスタイルが多様化したいま、休み方も『一斉』の発想から転換すべきだ」と言っている。

まさしく。

 

「迫真」コーナーからは「就活戦線異状あり」と題して、就活ルールの変更がもたらす変化についてレポートを記載している。

1回目の見出しは「とっくに終わりました」と、かなり衝撃的だ。

東大の3年生の学生は、昨年9月に外資系コンサル会社から内定を得たそうだ。就職情報大手によると大学3年生の内定率は、1月1日時点で5%弱。現行の「経団連ルール」で面接が解禁されるのは4年生の6月。その1年半前に内定を得ている学生が2万人近くいる計算になる、と記事は伝えている。

まじか。

 

「経営の視点」からは「アマゾンが問う『小売りの輪』」。世界観なき店舗は淘汰されるという主張だ。

小売りの輪とは、約60年前にアメリカの学者が提唱した理論のことだ。新しい小売業は、革新的なローコスト経営で低価格を実現し、既存業者から市場を奪う。やがて同様の手法の業者が相次ぎ、価格競争が激化する。すると「安さ」だけでは魅力が薄れ、今度は品揃えや接客の充実、店内環境の改善などの非価格競争に移る。価格が上がるとあいまを縫って、ふたたび低価格を武器とする新しい小売業者が誕生する。これを繰り返している、というものだ。

いま、アマゾンなど、ネット通販でものがあたりまえに買えるようになった。

実店舗では、館の世界観がしっかりとつくられていないと、客が行かない。「デジタルの渦と小売りの輪。身をゆだねているだけでは何ら進歩はない」と記事ではしめていた。

 

「ダイバーシティ進化論」では、立命館アジア太平洋大学の学長、出口治明さんの主張がユニークだ。

18歳人口が激減する。大学はどう生き残るべきかというテーマに対して。日本は減るがインドをはじめとする世界では、大学が足りていない。グローバルな視点に立てば大学は成長産業であるという見方。

多くの高校では、国立と私立で理系・文系に分けて教育をしている。この教育のやりかたでは、スティーブ・ジョブス氏のようなチェンジメーカーな人材は生まれないと。

社会常識を疑い、数字や事実から自分の頭で考えること。ダイバーシティ(人材の多様化)の時代、性別や年代を越え、さまざまな人と意思疎通をする際もこの発想は役立つはずだ、としめくくっている。

 

最後に「プロムナード」コーナーから。作家の古川日出男さんのエッセーがおもしろい。

コンビニの店員の名札について。外国人が増えている中、仮にアフマリマームさんという人がいたとする。この人が「あふまりまーむ」という名札をつけていたらどうなるだろうか、というもの。どこか愛らしく距離感が縮まるのではないか、と筆者はいう。

しかし、問題はなにもひらがな書きが必ずしもいい、というわけではないことも、例えを引いて説明している。

「パソコン教室」があった場合。「ぱそこん教室」という店もあった時、さて、どちらが初心者向けか? 直感で答えよという場合、ほぼ全員がひらがな書きの後者を選ぶのではないか。

筆者は最後に、「日本語そのものに、ある種の『印象づけ』の構造があるとわかる」としめている。

なるほど。

 

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