平成最後の日に平成という時代を振り返る

平成最後の日に平成という時代を振り返る
平成最後の日のJR札幌駅

2019年4月30日(火)は平成最後の日と、人々に記憶されよう。

この日の日経新聞の社説から、平成を振り返ってみたい。

・平成が今日で終わる。日本は平和な時代を過ごすことができた。しかし、成長力の鈍化や人口減社会という新たな課題への処方箋を見いだせなかった30年でもあった。

・平成を振り返るひとつのキーワードは「成熟」だろう。

・平成元年、1989年の12月の日経平均株価の終値は史上最高値の38,915円。近代日本のひとつの到達点だったといえる。

・90年代に日本が直面したのは、バブル崩壊の後遺症といえる金融機関の不良債権問題や長期デフレ、冷戦後の国際政治の激動という現実だった。グローバル化の進展に伴って日本は産業構造を変え、成熟国家として社会の形を見直す必要に迫られた。

・しかし政府も企業も過去の成功体験を引きづり、痛みを伴う改革を先送りした。国際的な地位低下と財政の悪化に有効な手を打つことができなかった。

・平成の時代に直面した最大の試練は、人口減社会の到来だろう。日本の総人口は2008年をピークに減少に転じた。人手不足が成長の阻害要因になり始めている。

・政治や経済の行き詰まりが目立った反面、平成は日本にとって文化面では実り豊かな時代だった。ノーベル賞の受賞ラッシュ。映画やアニメーション、漫画、ゲームでは日本は憧れの存在となった。スポーツでも世界のトップリーグで活躍する選手が増えた。

・日本は経済規模で中国に抜かれた。しかし、先進民主国家として、世界で存在感を高めていく戦略と努力が必要だ。

・令和の時代が始まる。われわれは多くの課題を抱えながらも、いま平和と繁栄を享受している。難しい問題を一つひとつ解決し、明るい未来を次の世代にひらいていく責任がある。

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