世界的にも貴重で珍しい山、日高のアポイ岳を手軽に森林浴できるプログラムが誕生!

高山植物の宝庫、花の山として知られる日高山脈最南端部に位置するアポイ岳。この人気の山を気軽に楽しむことができる森林浴プログラムがスタートした。ガイドとの待ち合わせ、スタート地点は「アポイ岳ジオパークビジターセンター」の駐車場。

アポイ岳を案内してくれるのは、地元のアポイ岳ファンクラブのメンバーであり、アポイ岳ジオパーク認定ガイド登録をしている人。この日は新冠町に住んでいる信太富夫(しんた・とみお)さんがガイド。

信太さんは若いころから登山に親しみ、会社を定年退職した後、今でもアポイ岳には年間50〜60回は登っているそう。もちろん、冬も登る。と、いうことは、ほぼ1週間に1度は登っている計算だ。

すごい。

トレッキングのスタート部分。明るく、ひらけた道を進む。

川を渡る。ちょっとした冒険気分で楽しい。

やがて1合目。途中、このような看板があちこちにあり、休憩場所もたくさんある。

第2休憩所にて。アポイ岳は標高約810mにもかかわらず、高山植物が豊富な理由。それは、山全体がかんらん岩という岩石から成り立ち、太平洋に面していることなどから特殊な気象条件下にあるからだという。

針葉樹と広葉樹が入り交じり、植物の北限と南限も入り乱れる。不思議な場所であり、植物好きにはたまらないエリアだそう。

第4休憩所では川が流れている。ここは真冬でも凍らないそうで、貴重な日本ザリガニが生息しているそうだ。

さらに歩みをすすめ、ちょっと急坂を上ると建物が見えてくる。

アポイ岳5合目にある非難小屋。立派な建物だ。標高的には365m。

5合目から見えるアポイ岳の山頂。体力と時間がある方は目指してみよう。

5合目から見える太平洋。すごい。太平洋は大きすぎるね。

1艘の船が軌跡を描いて通っていった。

帰りは来た道を下る。

プログラムは時間に応じて料金が設定されている。貴重な山の一端に、気軽にふれることができる。

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