昭和の日、昭和63年と平成29年の30年間での暮らしの変化が新聞に載る

「昭和の日」。新聞がおもしろい統計の比較をしていた。「人生くらべ」。昭和63年と平成29年。この30年間にわたしたちの暮らしや意識はどう変わったのか。興味深い。いくつかを紹介しよう。

・出生数。

昭和63年=59,211人 平成29年=35,125人。

30年で4割りほど減った。

 

・小学生がなりたい職業(男子)

昭和63年=野球選手、警察官、おもちゃ屋さん、サッカー選手、パイロット。

平成29年=学者、野球選手、サッカー選手、お医者さん、警察官。

まあ、あまり変わっていないな。

 

・高卒者の大学などへの進学率

昭和63年=25.3% 平成29年=44.5%

4人にひとりの進学率が、今や半数近くが進学するようになった。

 

・国立大学授業料

昭和63年=30万円 平成29年=53万5,800円

少子化の影響?か、倍近くに上がった。

 

・大卒の初任給

昭和63年=143,700円 平成29年=194,100円

知らないあいだに5万円近く、上がっているのだな。

 

・平均初婚年齢(男性)

昭和63年=27.2歳 平成29年=30.7歳

男女ともに、じわっと遅くなっている。

 

・家族構成

核家族が64.5%→56.0%と減り。単身世帯が21.8%→37.3%と増えた。

この数字、何年か後には逆転するんじゃないかな。ここのインパクトは大きい。

 

・専業主婦世帯が、946万世帯→641世帯に減り、共働き世帯が、771万世帯→1,188万世帯に増えた。

 

・生涯未婚率(50歳時点で結婚したことがない人の割合、男性)

昭和63年=2.13% 平成29年=23.48%

この変化、増加にはびっくり。今や、男性の4人にひとりは生涯で1回も結婚していないのだ。女性も、3.33%→17.22%もいる。

 

・平均寿命(男性)

74.5歳→80.28歳

約6歳もぐっと伸びた。

 

わずか30年のあいだの変化には驚くものがある。

30年前は、インターネットはなかった(一般に普及していなかった)し、パソコンもなかった。もちろん、iPhoneなんかは、ここ10年のものだ。

音楽はレコードだったし、カセットテープで聞いていたし。

当時、関東で大学生だったわたしは、郵便で手紙をやりとしして、就職活動も郵送だった。

 

まもなく、元号があたらしくなる。

「昭和」→「平成」→「新元号」。

これからも技術がわたしたちの暮らしを変えていくのだろう。

次はどんな時代になっていくのだろうか。