十勝川でラフティングができる「十勝アウトドアメイツTOM」

北海道にもサクラが開花し、春がやってきた。春といえばラフティング。ラフティングは夏のイメージがあるが、実は、一番おもしろい時期は春。雪解け水が大量にながれ、水量が豊富にあるからだ。そんな旬のラフティングを取材しに、十勝川を訪問した。

十勝平野を流れる十勝川でラフティングが楽しめるのは、中上流部にあたる新得町エリア。屈足(くったり)ダムの上流部分で実施される。今回は2社あるうちの「TOM十勝アウトドアメイツ」さんを訪問する。

道々718号線に面してウッドデッキがいいかんじのベース。

受付けをすませて、着替えや装備を。この季節はドライスーツを着用する。ドライスーツとは、首回りや手首足首がピタッと密着して、まったく水が入ってこないすごい防水着。この上にライフジャケットとヘルメットをかぶって準備完了。

小型バスに乗り込み、ものの数分でスタート地点である岩松橋直下の川岸におりる。ここでガイドからパドルの使い方、ボートの乗り方、万が一ボートから落ちた場合の緊急時の姿勢などについて教わる。

ラフティングは参加者が前の方に乗り、ガイドが一番後ろに座ってコースどりなどを指示する。力を合わせて、前こぎ・後ろこぎをしながら川を下っていく。

十勝川のこのコースは約2.5キロ。コースとしては多少短いが、瀬(せ)と呼ばれる波立つ場所が4カ所ほどあり、スリリングな川下りが楽しめる。

コース途中には大きな岩も多く、方向を変えながら進む。

TOMさんの十勝川ラフティングは、同じコースを2本下る。2回目は岸に上陸したり、岩の上から川に飛び込んだりして、川あそびを楽しむ。

ドボン!と川に落ちてもライフジャケット&ドライスーツによりかんたんに浮く。

浮力をつかって流されたりしてあそぶ。

1本、30〜40分の川下りを2セット楽しんでツアーは終了。ベースにもどって着替える。写真にうつるカラフルなパッチは、参加者の名前を書いてヘルメットに貼っていたネームカード。帰りにはどこかに貼っておいて、またこよう!

ツアーを催行するTOM十勝アウトドアメイツの代表・高橋正記さん。20年前からここ新得町でラフティングや釣りのアクティビティを提供している。現在は、もっぱらツアー写真を撮影したり、バスの運転など、裏方仕事に徹する。

小さな子どもがいるファミリーから若者のグループまで、川の中のラインどりを変えながら安全にスリリングに楽しませてくれるTOMさんのツアー。十勝川のこのコースは上にも下にもダムがあるため、夏の一定量の水量があることが最大の特徴だという。

リピーターが多いこのツアー。

ぜひ、十勝川の川下りを楽しんでほしい。

 

十勝アウトドアメイツTOM

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