釧路川の源流部をカヌーで下る「マタタビ」ツアーがすばらしい
カヌーイストあこがれの川。釧路川の源流部カヌーツアーに参加した。「Matatabi(マタタビ)」さんが主催するツアー。そのすばらしいようすをご紹介したい。
釧路川源流部ツアーの集合場所は屈斜路湖。「眺湖(ちょうこ)橋」近くの広場。クルマ数台が停められる。ここで参加申し込み書に記入し、ライフジャケットなどを装着し、パドルの使い方、ツアーの注意事項などを聞いて準備する。
出発。スタートは屈斜路湖に漕ぎ出す。雄大な湖だ。
カヌーの方向を大きく変えて、釧路川方面へ向う。この先の橋をくぐれば、「釧路川」となる。
源流部。川は開発の手が入っておらず、自然度が濃厚。この日は野鳥がたくさんいて、いろんな種類の鳥達をカメラに収めることができた。
ガイドが名前などをおしえてくれる。
エゾシカを発見。そっと近づく。が、シャッター音に反応して森の中に逃げていった。
ツアーはやがて「鏡の間」と呼ばれる場所に到着。湧水があふれ、透明度が高い神秘的なエリアだ。
水の色がエメラルドグリーンに輝く場所があったり、あちこちに倒木などをかわしながら進む。変化があって本当に楽しい。
ロングコースの途中には、コーヒーブレイクがある。カヌーの上の飲むコーヒーは格別な味がするなあ。
ロングコースの後半。いきなり瀬が現れる。それまで静かだった川が瀬に近づくにつれ「ザワザワ」と音が大きくなってくる。「美留和(びるわ)の瀬」と呼ばれる難所。緊張感が高まる。瀬は2カ所あり、ガイドの手さばきでクリア。スリリングな部分だ。
ゴール地点手前の橋にかけられた看板。カヌー乗りにだけ見える看板だ。
美留和の橋をすぎて、ゴール地点。7.5キロの川旅が終了。
すばらしいフィールドに誘ってくれるのは「マタタビ」代表の森田和義さん。親切、丁寧。かざらない人柄で豊かな自然環境などについておしえてくれる。
森田さんは大阪出身。ログハウスをつくりたいと弟子屈町に移住。地元のツアーガイド会社で経験をつみ、3年前に独立。ガイド仲間とともに、釧路川源流部の魅力を案内している。
すばらしいツアーだ。
ぜひ、参加してほしい。