「花の浮島」礼文島を歩いて実感できる「桃岩展望台コース」を歩く

花の浮島、礼文島へ行く。観光バスに乗った団体の女性客がたくさん、トレッキングコースを歩いていた。きびしい気象条件下に咲く高山植物が印象的だ。

礼文島のトレッキングの代表的なコースが「桃岩展望台コース」。香深(かふか)港のフェリーターミナルから歩いてたどれる。総距離は、コースとしては7.3キロ。その後も歩いてもどったので10キロほどという感じ。所要時間は約4時間だ。

ミヤマキンポウゲやイワギキョウなど、道沿いにたくさんの花が咲いている。

レブンウスユキソウ。北緯45度の海岸付近でこの花が見られるのは、世界的にもまれだそう。

トレッキングコースは写真のように、なだらかな丘陵地帯をずーっと歩けるように整備さえている。

島の西側は風が強いためか、木はほとんど生えておらず、ササなどにおおわれている。独特な地形がおりなす最果ての風景。

眼下に見えるのは「桃岩荘ユースホステル」。すごい地形のすごい場所に立っているんだなあ。

コース終盤、島の南端部に近づくと利尻島が見える。この日は残念ながら山頂は見えなかった。

島の新たな名所、「北のカナリアパーク」。小学校を模した建物は、映画のロケ用につくられたものだそう。

出発地点に戻って、昼食。「炉ばた ちどり」さんで名物ホッケのチャンチャン焼きをいただく。味噌とネギをあわせて、焼けてきたところからホッケの身をほぐしながら味わうスタイル。最後は皮までいただける。

サケのチャンチャン焼きはよくあるが、ホッケは珍しい。極上の味わいだった。

礼文島は人が住む国内最北の島。海抜0mから300種類もの高山植物が生息する。島には7つのトレッキングコースがあり、それぞれの風景が楽しめる。