JR苗穂駅が新駅に、83年の歴史ある旧駅を写真に残す
JR苗穂駅が移転。新駅が300mほど札幌駅よりに新設され、旧駅がその役割を終えた。平成30年11月16日(金)、最後の苗穂駅を撮影した。
JR苗穂駅。この駅舎は1935(昭和10)年に建てられた。いわゆる、戦前の建物であり、実に83年の歴史がある建築物だ。この日まで現役の建物。
わたしは今を去ること40年近く前、高校生のころ、この駅を毎日つかっていた。当時、恵み野駅から苗穂駅まで”汽車通生”として東校へ通っていた。
待合室。イスの奥にはキヨスクがあった。自動改札機が並ぶその間には、当時は駅員さんが立っていて、キップにハサミを入れていたり、回収していたなあ。
もちろん、時刻表はデジタル表示ではなかった。
どんなかたちだったかは、思い出せない・・・
待合室側から。
改札を抜けると、ながい、ながい通路がある。
ここが長くて、ダッシュで走って列車に飛び乗ったことだ。
通路。
通路の2F部分から見た駅舎。
階段。なんと木が使われている。ところどころ、すり減っていて、歴史の長さを感じることができる。
ホーム。今思えば、なんだか狭い。ここを特急がすり抜けていくときは少々こわいものがあった。
ホームの奥にある、JR社員専用階段。この階段をまちがって登っていったこと数回。
ホームの奥から新駅が見える。すぐそばに移り、その距離300メートル。
新しいJR苗穂駅。
旧駅舎は来春には壊されるという。
もったいないが、しかたのないことだ。