トヨタが始めたサブスクリプション型サービス
キャッチに「CHOICE!」の文字が書かれた新聞全面広告。トヨタ自動車が新しく始めるサービス「KINTO(キント)」の広告だ。
購入ではない、カーシェアでもない、第3の選択。
トヨタの高級車「レクサス」の定額利用サービスがスタートする。月額194,400円で3年間、半年ごとに新車のSUVなど6車種を乗り換えられる。税金や保険代も含む。定額サービスは、音楽や映像の世界で普及するなか、クルマでも定着するのか、その試みに注目が集まる。
このサービスの想定利用者は、弁護士や会社経営者など。お金に余裕があり、サービス利用料を経費として清算できる人を見込んでいるという。
欧米メーカーはすでにアメリカなどで同様のサービスを開始しているが、日系メーカーの国内展開ははじめてだそう。
国内の新車市場は1990年のピークから2/3まで縮小した。このサービスの利用が広がればクルマの販売増につながると期待する。
一方で、3年間に支払う総額は約700万円。対象の高級車を新車で購入できる金額に匹敵する。ここを利用者がどう見るのか。
こういった、利用者が毎月定額を払う「サブスクリプション」型のビジネスモデルは広がりを見せている。アパレルや音楽など。保有から利用へと消費者はシフトしつつある。
注目したい。