ドラッカー『明日を支配するもの』〜テルモ社長 佐藤慎次郎さんの座右の書

日経新聞にドラッカーファンである「ドラッカリアン」を発見。テルモ社長の佐藤慎次郎さんだ。

さとう・しんじろう氏 1960年生まれ、東京大卒、東亜燃料工業(現JXTGエネルギー)などを経て、2004年テルモ入社。2017年から現職。

 

家中に本があふれ、子どもの時から乱読家だったという。今でも毎週末、図書館に通っていると。

38歳の時、転職。経営コンサルタントになった。どうキャリアを築いていくか悩んでいたという。書店で偶然、手に取ったのがドラッカーの『明日を支配するもの』だった。

第6章「明日の生き方」に大きな示唆があった。自分の仕事を振り返りながら改善していく方法が書いてあったと告白する。

「ドラッカーは本質をえぐります」と記者にはこたえている。

「日本のサラリーマンは会社人間。事業をマネジメントすることは考えますが、自分自身をマネジメントすることはできていない」と、自身の原点に立ち返るきっかけになったと振り返る。

 

ドラッカーの『明日を支配するもの』

・マネジメントの常識が変わる

・経営戦略の前提が変わる

・明日を変えるのは誰か

・情報が仕事を変える

・知識労働の生産性が社会を変える

・自らをマネジメントする

 

1999年が初版。ぜひ、ご一読いただきたい一冊。