IT分野を学び新境地への開拓を

平成の30年は日本企業にとって苦難の時代だった。昭和の終盤には世界の主導権を握ったかに思えた日本企業だが、平成の進行とともに、それが幻想だったことが明らかになった。今後とるべき針路を聞いた。

日経新聞「平成の30年」

 

シナモンCEO 平野未来さん。

「日本は起業しにくい」といわれますが、今はスタートアップ企業に追い風が吹いています。多くの大企業がオープンイノベーションの推進組織を設け、先方から接触してくることも増えました、と記事では告白している。

ただ、日本は米国と比べてITベンチャーの厚みが足りないを指摘する。

その大きな原因は大学にあるという。

例えば、東大では全学生のうち、コンピューターサイエンスを専攻する人は1%弱だという。IT人材への社会のニーズが急速に高まっているのに、教育機関がそれに柔軟に応えることができない。

ここが日本の弱みだという。

 

「21世紀の技術戦略はデジタル技術です」と明言するのは、経済同友会代表幹事の小林喜光さんだ。ところが、日本ではデジタルの社会実装が遅れ、マイナンバーカードやキャッシュレス決済があまり普及していないと指摘する。

日本全体のデジタル化を加速する機運を盛り上げ、経済全体の生産性向上につなげる発想を求める、と言っている。

 

アナログからデジタルへ。

どの分野でもIT化へは必須の動きであろう。

わたしの分野でもIT化の知識を修得し、今一度、巻き返しを図りたいと思って読んだ記事だ。