法務・会計プラザの合同経営計画発表会、船井総研の講演から

法務・会計プラザの2020年「合同経営発表会」に行く。各事務所から昨年の反省やら今年の目標・抱負などが発表される。1年に1度の大会だ。
会では講演の部もあり、(株)船井総合研究所の ICT支援部長の斉藤芳宣さんが登壇。「全社最適で考えるデジタルシフトの正しい進め方」 と題した講演を聞いた。
内容は、デジタルファースト時代の経営のあり方について。
・完全ペーパーレスへ
・事業のデジタル化を急げ〜オンラインがメインになる時代
・ビッグデータの活用で、精度の高い経営へ
というものであった。
印象に残った部分として、「『カスタマーサクセス』を定義せよ」ということがあった。お客さんの成功。悩みを抱えた顧客の課題をどう解決してあげられるか。顧客の満足をどのように定義するか。
その上で、「カスタマー・ジャーニー・マップ」を整備して、顧客との接点・誘導を図る。メインは完全にオンラインだ。すべてのサービスや事業はデジタル化して、オンラインで完結する時代になるという。
ここに備えなくてはならない。
講師は『アフターデジタル』という本が参考になると言っていた。加えて、中国に視察に行くことを提案していた。中国社会の変化のスピードはとてつもなく速いそうだ。
事業・仕事のデジタルシフトはあくまでも手段。生産性の向上が目的だ。「人時(にんじ)生産性」という指標を使って経営の効率を高めてほしいと。
遅れをとらないようにしたい分野。上手くいっている事例から取り入れられる部分はそく導入したい。