ナレッジプラザ札幌のビジネス塾で学ぶ、2020年1月

2020年の第1回札幌ビジネス塾が開催、参加をしてきた。
今年のテーマは「人生100年時代のいい会社とは? いい働き方とは?」だ。
第1回目となるプロローグの会は佐藤等さん自らが登壇。テーマと同じタイトルに関して、ドラッカーのことばを通じて、講演があった。
・人生100年時代は自らマネジメントをする時代。自らをマネジメントするということは、あたかも組織のトップであるかのように、考え、行動することを要求する。
・経営管理者は人を操ろうとしてはならない。一人ひとりの仕事について、動機付けし、指導し、組織しなければならない。そのための道具が、話すことばであり、書くことばであり、数字である。
・仕事とはプロセスである。プロセスはすべて管理しなければならない。仕事を生産的なものとするには、仕事のプロセスに管理手段を組み込まなければならない。
・事業活動は、業務A,B,Cへ。業務Aは仕事1,2,3へ。仕事1は作業a,b,cへ。作業aは動作あ,い,うへ。これら作業・動作を一つひとつ設計しなおす。
・すぐれた組織は、凡人をして非凡なことをなさしめる組織のこと。そのためには、人の強みを発揮させる。仕事の基準を明確にする。仕事を通して成長する。真摯さを絶対基準とする。範を示す行動規範の実践。

自分と組織をどう関係づけるか。
それを図にしたのが上のシートだ。
個人の場合、出発点は「得意なこと、強みは何か」。
組織の場合は「われわれの顧客はだれか」。
ここから、貢献すべきことと、組織の成果をイコールにさせる。つまりは、方向付けを一致させることがかなめになる。
われわれは組織をもって自己実現と成長の機会とすることを当然のこととしなければならない。
わたしにとって、組織とは各プロジェクトのチームのことだ。
それぞれのプロジェクトは、人数も異なれば、役割も違うし、期限もばらばら。しかし、参加するメンバーが自分の成長が期待できなければ、生産的に働くことはないということだ。
どこに向かっていくのか。
お客さんは誰で、どんな価値を提供するのか。
成果の定義をしたか。
やらないことは決めたか。
このプロジェクトは将来何になるか。
何であるべきか。
新しい社会課題を解決する、その意義と目的を明確にしたうえで、メンバーの成長が見える仕事を設計して、実践。評価する、そんなループをまわさなくてはならないと思った。