新型コロナウィルスによる経済打撃、終息後を見据えた観光戦略を

コロナが猛威を振るっている。

北海道の全部の小中学校が休校になった。大半は1週間。

国は3月15日までを目安に行事を自粛するよう要請を出した。

観光業界をはじめ、飲食店など多大な影響が出ている。

今後の推移にもよるが、少なくとも半年、夏まではお客さんがこないという深刻な状況に陥ることが予想される。

そんな中、新聞に新型肺炎をテーマに「終息後見据え観光戦略を」という見出しで、専門家の文章が載っていた。

東京女子大教授、矢ケ崎紀子さん。

・訪日客は一本調子で増えてきたが、サーズの流行で2003年、新型インフルエンザの影響で2009年に、減少している。今回のような流行性疾患は数年おきに発生していることを忘れてはならない

・今後の対策として、どう観光プロモーションをするのか戦略が必要になる。

・まず、どの国のどの層をターゲットにするのが効果的か分析。この対象者のニーズに合うように観光商品を磨いておきたい

・海外の旅行会社に、日本の感染状況について正確な情報を伝える。同時に、誘客に動き出す戦略を共有したりして、逆境下のパートナーを支援する

・中国以外の多様な国から呼ぶためにも、2019年には13%しかいない「欧米やオーストラリア」に対象を広げる。加えて、東南アジアからの客を増やす努力も引き続き求められる

・観光業回にはこのような問題が数年に1度は起きることを前提に資金的な備えが必要だ

新型肺炎、胆振東部地震、2度連続の台風直撃と、北海度のアウトドア業界には、2〜3年おきに危機に襲われている。

備えが必要とわかっていても、なかなか実行できないところがつらいところだ。

稲盛本の次の一節を共有しておきたい。

「自分がなすべき仕事に没頭し、工夫をこらし、努力を重ねていく。それは与えられた今日という一日、いまという一瞬を大切に生きることにつながります」。

一日一日を「ど真剣」に生きる。

そして知恵をしぼりたい。