『北海道キャンプ場&コテージガイド2020-21』を出版!

『北海道キャンプ場&コテージガイド2020-21』が北海道新聞社から発行された。
著者はわたし・花岡俊吾。
北海道にあるキャンプ場とコテージを170カ所紹介したキャンプ場のガイドブックだ。

発行日は2020年4月24日。A5変型判、288ページ。
本体価格1,800円、税込価格1,980円。

この本の使い方ページ。
実は、本ガイドブックはずっと以前から北海道新聞社から発行されてきた。その歴史は30年近くになる。わたしが3代目の筆者となって今年版、2020年度版から取材・執筆を担当した。
今回から大きくリニューアルしようと思った。まず、タイトルを変更した。これまでのシリーズは「北海道コテージ&キャンプ場ガイド」であった。そう、類書と差別化するためにコテージをメインに紹介していた。しかし、わたしはテントで地面の上で寝るキャンプが好きだ。そこで、今回からキャンプ場をメインにすることにした。
使い方ページに書いた、いわば巻頭のことば。引用したい。
「昨今はキャンプが大人気! 気持ちのい いアウトドアフィールドで、キャンプを楽し む人が増えています。ここ北海道はキャン プ場が 300 カ所以上あるキャンパー天国。 ファミリーを中心に、ライダーやキャンピ ングカーの旅行者などがそれぞれのキャ ンプを楽しんでいます。最近は外国人観 光客の姿も見られるようになってきました。 キャンプスタイルも多様です。ソロ(一 人)でじっくりたき火に向きあう人。手ぶ らセットをレンタルする初心者。はたまた グランピングでゴージャスに過ごす人な ど、フィールドにはいろいろな人たちがい ます。 どどーんと海が見渡せる高台サイト。静 かな湖に面した林間サイト。スカッと開放 的 な 芝 生 サ イトな ど 、 そ れ ぞ れ に 個 性 が あり、魅力的なフィールドがたくさん。機 能面に目を向ければ、個別に炊事場が設 置されている快適オートサイトから、必要 最小限の設備ながら無料で使用できる野 営場まで、こちらも好みに合わせて選ぶ ことができます。
この本 で は、こうしたたくさんの魅力的なキャンプ場の中から、ピ ッ ク ア ッ プ し て紹介しています。その数、全道で 170 カ所。キャンプ自体を目的に、じっくりのんびりと過ごすのもよし。観光名所を周遊 しながらテント泊で巡る旅もよし。この本を片手にキャンプフィールドへ向かいませ んか。あなたのキャンプが想い出深いも のになりますように」

紹介したキャンプ場は全道から170カ所。
道央・道南・道北・オホーツク・道東と北海道を5つのブロックに分けて掲載している。
高規格のオートキャンプ場から、無料の野営場まで。ファミリーや仲間、ソロ利用を念頭に水場とトイレが設備されている施設を実際に回って取材した。

実際のページを紹介しよう。
基本は、1施設につき見開き2ページにわたって紹介している。
キャンプ場名をタイトルに、電話番号や予約の仕方、アクセス地図に開設期間を表示。左ページは主にテントサイトのこと。右ページにはコテージやバンガローのことを紹介。施設内外の見所スポットの紹介と最寄りの温泉施設を写真付きで紹介している。

1ページで1施設を紹介しているページ。
本文と写真5点を配置して、できるだけその魅力を伝えた。

あとがきのページ(奥付)と、ウラ表紙。
写真は今回の取材でいい写真となった1枚から、真狩にある焚き火キャンプ場さんの風景を選んだ。
読者からの感想・レビューを紹介したい。
●各キャンプ場のDATA部分が細かくて便利。写真がめっちゃきれいで、全部行きたくなる。周辺スポットとか温泉とかの情報があるのがありがたい。子どものころよくキャンプに行ってたことを思い出して、これからは自分でもキャンプ行って親連れていったり、自分の子ども連れていったりしたいなあと想像して幸せな気分になった。この本をもっていろんなとこ行って楽しみたい。あとコラムが面白く、楽しみながら読んだ。(札幌市 20歳代 男性)
●すごいボリュームだったので、著者のご苦労たるや大変なものだと思います。第一印象は、写真も文字も大きく、問い合わせ番号や利用期間の表記も詳しいので、キャンパー初心者の私にもハードルが低く、手に取りやすいレイアウトだと感じたこと。キャッチコピーや本文に著者の気持ちが入っていて、単なる客観的データを羅列するガイド本より“人の顔が見える”のが素敵でした。アウトドアライターならではの目線、アドバイスが盛りだくさんでした。どこかのキャンプ場の本文で「願わくば〇〇してほしい」など、要望を加えていたのが面白い。また「砂湯キャンプ場」の存在を始めて知りました! いつか行きたいです!!(札幌市 30歳代 女性)
●北海道のキャンプの魅力が詰まっていて、観てるだけすぐにキャンプをしたくなりました。行ったことがあるキャンプ場も多く、やっぱり良いキャンプ場なんだと再確認できました。また水遊びや釣りなど可能なアクティビティがひと目で把握できるので、初めて行くキャンプ場を調べる時にとても重宝しそうです。子供も安心して遊べるキャンプ場はどこだろう? とまだまだ行ったことのないキャンプ場もあるので、どこに行こうか探すときにピッタリの本だと思います。(札幌市 20歳代 女性)
●検索・閲覧性が高いガイド本だと思いました。随所に工夫があってあちこちキャンプに行きたくなります。アイコンがわかりやすく、開設期間表示も一目でわかって便利。写真がきれいで見ているだけで楽しいです。周辺の観光情報やその土地のグルメ案内なども載っているので、見どころ遊びスポットも広がりそう。北海道は最高なアウトドア環境だと思わせてくれる一冊です。(札幌市 30歳代 女性)
●キャンプのシーズンが来たんだと見てるだけで楽しくなった。「この本の使い方」を読んだ時に、キャンプの考え方が変わった! 自分のキャンプのスタイルを変えるきっかけになると思った!というのも、内容の中に「キャンプ自体楽しむのもあり、観光名所を周遊しながらテント泊、この本片手にキャンプフィールドへ向かう」。私はこの言葉で、今までキャンプと言えば海か山にテントかロッジ泊というイメージでしたが、、、誰とどんな時間、思い出を作りたいか、のんびりしたいのか、行った事のないとこへ弾丸で行ってみるのか、、、自分なりのスタイルでキャンプを楽しんでみたいと思いました! というのも、最近友達が「キャンピングカーで旅行した」ということを聞き刺激をうけていた! 何でもやってみたい、今出来る楽しみやってみたい!と思ったとこだったので、特にこの本は私に刺さりました。そんな中読み進めて行くと、見てるだけで楽しくなり、あとは計画立てるだけだなと。周辺スポットや、お店まで載っていて、詳しく調べたくなる情報が満載。この本を片手にキャンプ行けちゃいそうです。(札幌市 30歳代 女性)
●わが家は家族でキャンプ好きですが、共働きのこともあり、夏休みでのがっつりキャンプと、週末のぷらっとキャンプと時によりニーズが違います。買い物のスムーズさや近くにお風呂があるかどうか、一泊のちょっとした時間でどんなアクティビティが出来るか…などなど、本書はそんな時にさっと調べて、必要な情報が1ページに細かく集約されておりひと目でわかるのがとてもよい!これを見て家族でここがいいね、次はあそこに行こうと話すのが楽しみになりそうな1冊です。目次にもアイコンを載せてくれたら、よりターゲットを絞って検索しやすいので良いと思います。お値段がやや高いです。(札幌市、30代、女性)
●キャンプ場ガイド拝見させていただきました!
我が家はアウトドア、ドライブ大好き一家です。子供がまだ小さいので、キャンプ場周辺の遊べるスポットや、温泉情報が細かく掲載されているのがとても良かったです! 女性、母親の立場からは、やはりトイレ、炊事場の情報が気になるので、細かい情報の掲載はとても助かります! 利用する側の立場にたった内容がたくさん詰まっていました^_^
(札幌市 30代 女性)
「北海道のキャンプ場を取材している」と話した時、よく質問されることが「どこが一番よかったですか?」だった。
200カ所近くを実際に見て調べて、どこが一番だったのか?と。
この質問には正直困る。
キャンプ場といっても千差万別。いろいろ個性豊かだからだ。
しかも、キャンプをする側・キャンパーもいろいろ。
近場で仲間とワイワイ楽しみたい人。家族で景色のいい場所にテントを張りたい人。ひとりソロで静かに過ごしたい人、などなど・・・
きっと、キャンパーの数だけ「1番」があるのだと思う。
そんなことは分かった上で、という読者もいるだろう。
まったく個人的な見解として、という前置きをした上で、次のキャンプ場の名前を挙げておきたい。
・仲洞爺キャンプ場
・美笛キャンプ場
・砂湯キャンプ場
・羅臼温泉野営場(熊の湯)
・オンネトー国設野営場
そう、わたしは湖が見え森の雰囲気の中で自由にテントが張れる野営スタイルが好き。設備は最小限でもいい。うつくしいロケーションの中で、自由な空気が流れ、それぞれのキャンパーを受容してくれるところが、いい。
もちろん、「サヒナ」は全国誌でNO1になっているし、「苫小牧アルテン」 は利用者数全道1位だ。今年から運営体制が変わってしまったが、取材対応では「穂別キャンプ場」が一番あたたかく迎え入れてくれた。
ぜひ、あなたの「一番」もお聞かせいただきたい。