北海道の観光関連ニュース、6月1週

■コロナ禍、ホテルどう経営
カラカミ観光社長の唐神耶真人社長がインタビューに答えている。
スマホをつかって非接触でチェックインとチェックアウトができる新システムを導入するという。8月から順次。コロナでも利用してくれる3割のお客に対して原則11ホテルを休業せず、営業してきたという。
この間、温泉ホテルを旅行目的だけではなく、仕事などの長期滞在のために利用するという新たなニーズを確認することができた。こうした需要をしっかりつかんで、ピンチをチャンスに変えていきたい。

■車で楽しむ食イベント 
札幌観光バス系列の旅行会社クールスターは、バス敷地内でドライブスルーイベントを開催する。期間限定。車で来場してもらい、車から降りずに飲食や買い物が楽しめるようにする。キッチンバスを使ったユニークな取り組み。

■新しい経済の形、模索を
北海学園大教授 西村宣彦さん
コロナに対して、経済の立て直しを考える場合のポイント。短期と中長期の課題を区別して取り組む必要がある。中長期では、未来への投資だ。オンラインの普及が進めば、場所を選ばずに仕事ができるようになる。都市圏への一極集中を緩和できるかもしれない。元の社会に戻すのではなく、新しい社会を築いていく。そのための投資は惜しむべきではない。
例えば、インバウンド需要の回復は当面難しい。しかし、地元客向けのアウトドア需要は伸びる可能性がある。

■豪華キャンプ、手ぶらで
道内最大級施設が伊達・大滝に開業。
多目的キャンプ場「ビレッジ大滝」がオープン。グランピング施設としては道内最大級の規模。札幌の塗装会社ナカゾエ塗装が整備・運営する。

■道、旅行最大半額助成へ
観光事業者を支援、7月1日から実施。新しい生活様式「新北海道スタイル」を実践する事業者を通じた旅行が対象となる。助成額は23億円。コロナ対策の観光関連としては全国の都道府県で最大規模だそう。

■五勝手屋本舗の新しい社長
小笠原敏文さん。明治3年の創業から数えて6代目。33年ぶりの社長交代。家業を継ぐ。同社は今年、創業150周年。江差の伝説を絵本にして道南の小学校などに寄贈する計画があるという。

■コロナ用語、もっと易しく
77歳の女性の投稿。クラスター、オンライン、パンデミック・・・自分には理解できない単語がどんどん出てくる。PCRは「ポリメラーゼ連鎖反応法」とのことだが、まだこの表記の方がぼんやりとでもイメージができる。ニュースではなるべく理解しやすい日本語の用語をつかってほしい。

ついつい、カタカナをつかってしまう私たちにとっても、反省させられる投稿であった。気をつけよう。