北海道の観光関連ニュース、6月3週

■移動解禁、観光回復へ一歩
国内便が着々と再開し、旅行会社はPRを活発に。先行きなお不透明だという見出し。

■道内往来あす制限解禁
イベントなど緩和、道は屋内で100人以下、屋外は200人以下の場合などに限り開催は可能としている。7月10日以降、さらに段階的に制限を緩める考え。

■新篠津キャンプ場好調
「しのつ公園キャンプ場」が前年同期間に比べ1,000人増の1,470人と好調だ。約200張のテントを設置でき、2017年からのグランピング設備も整備。外出自粛の反動による増加だが、小中学校の夏休み短縮などのマイナス要因も多く、年間の売り上げは前年を下回るのではと見ている。

■「鮭の聖地」日本遺産に
文化庁が根室管内の4市町村を認定。「『鮭』の聖地物語〜根室海峡1万年の道程〜」の認定は道内5件目。日本遺産は、地域の遺産や食文化、伝統芸能などの文化財をひとつのテーマに沿って組み合わせ、一括して認定する制度。制度の新規受付は目標数字に達したこともあり終了する。

■当別の秘湯、無期限休業
開拓ふくろふ乃湯、札沼線が廃止になり、コロナ直撃で休業へ。温泉好きで脱サラして経営を引き継いだ高野紀康さん。今季の営業を開始できずに自粛し今に至る。

■新千歳のレンタカー苦境
新千歳空港レンタカー連絡協議会によると、前年同月比、3月=56.9%減、4月=84.7%減、5月=89.6%減。インバウンドの増加を見据えて同協議会への加盟社はこの8年で4社増えた。例年、加盟社14社で外国人の利用は全体の1割程度。だが、欧米客を中心に7泊以上の長期レンタルが多く、高級車や大型車を使う傾向も多く、影響は大きい。

■恵庭「花の拠点」にホテル、12月着工、2022年にも開業
道の駅「花ロード恵庭」の隣接地にホテルが建つ。4階建、ツイン66室、キング35室。

■新装ワイン場、待望の乾杯
池田町の観光施設「ワイン城」が大規模改修を終え8ヶ月ぶりに開館した。物販フロアは通路を広くし、ワイン熟成室には有料試飲用のバーカウンターを設けた。

■札幌で「焚き火カフェ」が話題
卓上の炎を囲み弾む会話。札幌市西区に卓上の焚き火を囲む「焚き火カフェ」ができ話題に。「カフェ・ジェミーブラウン」(山の手2-12)、屋外に面した部分を借りて営業。ビールやコーヒーなどの飲み物に、ベーコンやポテトをいぶす「焚き火フォンデュ」が人気だそう。同店は実験店として1月に開店。

■旭川「雪の美術館」6月30日に閉館
氷や雪をテーマにした旭川市内の「雪の美術館」が閉館する。2019年には10万人ほどが訪れた。

■訪日客、月別最小を更新、99.9%減
5月の外国人客数は1,700人。2カ月連続で前年同月比99.9%減の記録的な落ち込みとなった推計を発表した。

■「情報はネットで」は不親切
60歳女性の投稿。「詳しい情報はホームページで」「・・・はオンラインで」という案内が増えた。こういう社会では高齢者はつまはじきにされてしまいそうだ。ネットやスマホの活用はあたりまえとの考え方から、それを持たない人を気遣うやさしい社会にならないだろうか、と。