帯広市の人口が釧路市を抜く

北海道で人口が6位だった帯広市が、釧路市を抜いて5位になったと新聞が報じていた。

2020年12月末の住民基本台帳人口によれば、帯広市が165,670人。釧路市が165,667人。わずか3人ながら順位が入れ替わった。

これにより、道内の上位10市の人口は下記のようになった。

1位 札幌市 1,961,532

2位 旭川市 331,397

3位 函館市 252,187

4位 苫小牧市 170,205

5位 帯広市 165,670

6位 釧路市 165,667

7位 江別市 119,815

8位 北見市 115,436

9位 小樽市 112,433

10位 千歳市 97,919

(単位:人)

10年前の2010年と比較すると、小樽市が7位から9位に下がり、室蘭市が10位からランク外に。江別市が2つ順位を上げて7位に。千歳市が新たにランクインした。

道内のこの10市を合計すると、3,492,261人。全道の人口523.1万人に対して、実に67%を占める。

人口の増減は、ひとつには産業構造に起因すると言われている。帯広には農業という比較的安定した生産があり、釧路には水産・石炭・製紙があったが、いずれも苦境にあえいでいる。その違いが人口減少に現れているそうだ。

産業。稼ぐ元。生活の基盤。

ここの整備が一番ではないかと識者は指摘している。