「御船印」という船旅を盛り上げる企画を知る

新聞に「御船印(ごせんいん)プロジェクト」なるものが注目されている、という記事が載っていた。旅客船や観光船の楽しみを増やそうと、プロジェクトはこの4月にスタートした。全国54の船会社が連携。稚内=利尻・礼文、江差=奥尻間を運行するハートランドフェリーや、小樽=舞鶴などに航路を持つ新日本海フェリーなどが参加している。

各社が特色ある御船印を発行し、港や船内で販売。価格は原則1枚300円。集めた御船印の収納に使える「公式船印帳」も1,980円の価格で販売される。

プロジェクトは日本旅客船教会の船旅アンバタサーが「船旅や離島の振興に貢献したい」との思いで提案したのがきっかけ。神社仏閣を巡って集める御朱印を参考に実現したそう。20社巡ると「一等航海士」に、40社巡ると「船長」に認定される。

ユニークな取り組みだ。御朱印巡りは一定のファンがいるし、道の駅のスタンプラリーも道内では4万人ほどが参加している。やはり、一定の何かを集めるという行為は収集心をくすぐるのだろう。この御船印も、写真を見ると筆文字書体でクールにかっこいいスタンプになっている。このあたりの作り込みも、その後の人気に影響を及ぼしそうに思える。

参考にしたい取り組み。