見納め〜北海道百年記念塔

解体準備が始まった記念塔

札幌市と江別市にまたがる野幌森林公園内にある「北海道百年記念塔」。塔の解体に向けた準備工事が始まったというニュースを知り、写真を撮りにいった。

すでに周囲はロープなどで立ち入り禁止区域を設定して、奥の方には入れなくなっていた。この塔は北海道命名から100年になることを記念して昭和45年に建設されたもの。解体工事は来年1月中に記念塔の裾部分の解体から始めるという。作業終了は2024年5月末を予定している。

高さは百年ということで、100メートル。設計は井口健さん。先端に取り付けられた2本の突端は、天空に延長するとはるか上空で1点に収束するというデザインが印象的。周囲のどこからでもその存在が目に入り、地域のランドマークのように親しまれていた。わたしもはるか昔、学校の遠足などで訪れ、楽しく幸せな記憶が残る場所でもあった。