2022年12月度の「ビジネス塾」に参加〜自分の持ち時間/投下時間について思ったこと

2022年12月度の「ビジネス塾」にオンライン参加をした。この日の講師は塾長でもある佐藤等さん。今年出版した『ドラッカーに学ぶ人間学』(致知出版社)の「読み方・活かし方」と題してセミナーが開催された。
長年、P.F.ドラッカー研究をしてきたことから、ドラッカー教授が見てきた世界観から始まって、安岡先生の説く「人物学」(=人間学)との接点・共通点などから、現代に生きるわれわれは、何から学べばいいのか。なんのために学ぶのか。といったことについて解説がなされた。
本筋とはちょっとそれるが、わたしが「おっ」と思った部分は、佐藤さんの年譜が紹介されていたスライド。時間量が書かれた部分であった。スライドには「公認会計士試験合格 7,000時間以上」「最初のドラッカー本出版 7,000時間以上」という記述に目がとまった。一般的に「1万時間以上をひとつのことにかければ、その道のプロになれる」と聞いたことがあった。佐藤さんは、それをおそらく意識して、ご自身の持ち時間を投下してきたに違いない。
では、わたしはこれから、何に時間をどれくらい費やすべきなのだろうかと思った。現在、57歳。体力的に健康面で問題なく動ける期間を、仮に10年とする(67歳)。1日24時間のうち、仕事をメインに使える時間はざっと14時間はある(はずだ)。すると、14時間×365日×10年=51,100時間。
この5万時間を、どの分野の何に集中すれば、自分だけの成果/貢献につながるのだろうか。ここを、慎重にかつ戦略的に設定しなければならないと感じた。
自分が本当に関心があって、他人があまりやっていない分野であり、世の中のニーズがあってお金にもなること。まあ、大きく見積もって(成果につながらない、ニーズがなかったといった失敗も含めて)せいぜい3テーマくらいかもしれない。この3つくらいのテーマに絞って、集中的に持ち時間を使う。
時は折しも年末だ。あたらしい年にも思いを巡らせる時期である。すこし長い時間軸で自分の効果的な使い方というものを考えてみたい。