知床「カムイワッカ湯の滝」の利用方法が大きく変わった

写真は2021年の7月のようす

知床半島にあり温泉が流れる沢を上って楽しむ「カムイワッカ湯の滝」は利用のルールが大きく変わった。

2023年の今季は7月1日から10月1日の93日間のみとなり、昨年までの「一の滝」までだった規制ラインが撤廃され、その上流にあたる「四の滝」まで行けるようになった。しかし、現地の落石の恐れなどがあるため利用日時ごとに人数枠が設定され、WEBサイトで事前予約決済(カードのみ)が必要となった。利用にはヘルメットが義務化されたが、現地で無料の貸し出しがある。ガイドなどは同行せず監視員が駐在。参加者の転倒やヒグマなどの出没に備える。大人2,000円。小中学生500円。加えて、従来から実施される夏のマイカー規制が設定され、7月22日〜8月19日の29日間はシャトルバスのみでしか、現地へ行くことができない。

同川の歩行ルートは片道約400メートル、高低差は約80メートル。行きが登りで、帰りが下りとなる。入渓地点では約25℃ほどだが、いくつもの小さな滝を超えて、上流に登るにつれて温度が上昇。最終地点の四の滝付近では、約35~38℃ほどになっている。やや暖かい水しぶきを体に浴びながら、いくつもの小さな滝を乗り越えていくのが、最大の醍醐味だ。

>公式サイト カムイワッカ湯の滝