北海道の冬の人気アクティビティ、大沼公園で手ぶらワカサギ釣り、3種類の楽しみ方

北海道新幹線の発着駅「新函館北斗駅」からクルマで約15分にある大沼国定公園。北海道を代表する観光地のひとつ。冬は人気のワカサギ釣りが楽しめる。プライベート感いっぱいの至れり尽くせりコースからお手軽コースまで、3種類の楽しみ方をご案内。

最初は地元ガイドが案内する1日1組限定のプライベートツアー。函館市内からの送迎も対応している。この日の場所はじゅんさい沼。ちなみに大沼国定公園は3つの湖沼がある。大きい順に、大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼。自力で行く人は、国道からのまがり部分がちょっとわかりにくいので注意。「ワカサギ釣り駐車場」のタテ看板が見えるところだ。

駐車場。手書き看板がいいかんじ。

 

トイレ。中は暖房が入っていてあたたかい。

「ノースアクティビティ大沼」さんのプライベートツアー。大沼を知り尽くした地元ガイドが、その日の天候や風向きなどを考え、大沼やじゅんさい沼など最適なポイントに案内してくれる。

必要な道具類はすべて用意してある。エサのつけかたや釣り方のコツなど、親切丁寧にマンツーマンでおそわることが可能。魚を扱うことが苦手な人も、ガイドがやってくれるそうだ(笑)。

この日、この場所での釣果。ものの10分くらいでこんなにたくさん! 針を落として少しするとすぐにアタリがくる。ダブルやトリプルでかかることもあり。半日ツアーでは100匹はいけるという。釣れたワカサギは、その場で天ぷらに。サクサクして美味。

ツアーガイドの小泉路雄さん。現役の漁師であり大沼漁業協同組合理事でもある。毎年秋には、定置網漁や引網料でワカサギを穫っている。春から秋は、函館大沼プリンスホテルの敷地でセグウェイのインストラクター&ツアーガイドもしている。なので、話題も豊富。たのしませてくれる。

つづいて紹介するのは一般的なコース。じゅんさい沼での手ぶらワカサギ釣り。道具を借りて、自力で釣りを楽しむ人向け。受付場所は氷上、岸からけっこう沖に設置された大きなビニールハウスが会場だ。

ハウスの中はかなり広く、あたたかい。びっくり。

カップラーメンが販売され、その横では天ぷらコーナーもある。

釣り場のようす。一定間隔に穴があけられ、ここから糸をたらす。

じゅんさい沼に生息する魚。ワカサギにまざってイトヨなどがかかるそうだ。ここは生活排水が入ってこない湖なので、水質が良くワカサギもにおいがしない。

レンタルの竿。なんとびっくり、ここでの竿はリールがないものを使用する。水深が深くないため、こちらの方が釣れるからとか。

からあげは15時半まで。

より釣果を求めたい人には手づくりの防風コーナー(?)、テント(?)が設置されている。間隔を離して立てているのは、より釣れるようにという配慮から。

最後に紹介するのは、大沼湖畔の釣り場だ。ここはアクセスもよく、人でにぎわっている場所。初めての人向けかもしれない。夏はモーターボート乗り場がワカサギ釣り受付に変身する。

大沼遊船さんの基本料金。

受付小屋からすぐのところにある釣り場。ここは屋外で釣る。団体さんむけにはぴったり。

湖畔には氷上スノーモービルもできる。天気が良ければ秀峰・駒ヶ岳を眺めながら島巡りが楽しめる。

2月には「大沼函館雪と氷の祭典」という冬のイベントも開催される。ぜひ!