北方領土弁論大会で最優秀賞を受賞した岸本万尋さんが新聞に掲載
知人の娘さんが、新聞の「ひと」コーナーで紹介された。岸本万尋(きしもと・まひろ)さん。北方領土弁論大会で最優秀賞を受賞した。
北海道新聞2月15日付け朝刊。以下、本文から紹介したい。
「北方領土が日本とロシアの両国民の古里になっている今、四島の理想像を語り合い、未来を共に切り開いていく意識が必要だ」。
札幌市で1月下旬に開かれた北方領土をテーマにした第32回高校生弁論大会(北方領土復帰期成同盟主催)で、日本とロシアの若者が交流を深めながら、四島の将来を共有する重要性を訴え、最優秀賞に輝いた。「伝えたい想いを自分の言葉で表現することを心がけた」。
立命館慶祥高で弁論研究部長を務める2年生。昨年9月に北方四島ビザなし交流で色丹島を訪れたことで「自分とはあまりにも遠くにかけ離れていた」という北方領土問題が急に身近なテーマになった。
美しい自然とカラフルな住宅、港で歓迎する子供たちの笑顔。「これまで抱いていたイメージとは全く違っていた」。現地の高校生が地元の祭りの様子や母校を誇らしげに紹介する姿を目の当たりにし、郷土愛の強さを痛感したという。
領土返還に向けて何ができるのか。道内に戻ってから、ビザなし交流で知り合った色丹島出身の札幌在住の女性と再会した。話を聞いた後、別れ際に固く手を握りしめられた。「あなたのような若い人に、私は希望を託したい」。島を訪れた責務として、北方領土のことを多くの人へ広めたいと決意を固めた。
北広島市在住。お気に入りのカメラで友人や景色を撮るのが趣味の17歳。
すばらしい。あっぱれだ。
その想いを抱いて、活躍してほしい。