岩字地区の冬の体験モニターツアー〜岩内の街ぶら。村本テント・さんまる餅店・ささや食堂・帰厚院・吉田蒲鉾店を巡る

ニセコエリアから約40分。岩字(がんう)地区とよばれるのは、岩内町、共和町、泊村、神恵内村の4つの町と村の総称。このエリアの冬の魅力を楽しむモニターツアーが実施された。初日は岩内町のまちなかをぶらぶらと散策。老舗店などの魅力の一端にふれた。

道の駅にクルマを止め、最初に向ったのは「村本テント店」さん。岩内を代表するクラフト店だ。創業は明治44年。馬具店からスタートしたメーカーは、いまは帆布バッグや山菜用のリュックで有名なお店へ。

バックヤードである工房部分にもおじゃまして、品質やつくりかたをおしえてもらう。

いろんなところに工夫がある製品の特長を聞く参加者。堅牢なつくり。個性的なデザイン。長くつかえる逸品だ。

つづいては、こちらも創業明治36年。和菓子の「さんまる」さん。のれんがその業態を表現している。きねとおもちがモチーフのお餅屋さんだ。

店内はリニューアルされて、モダンな雰囲気になった。

試食させていただく。

「オーマイ ゴーッ!」、オ イ シ イ。

そしてご一行はランチへ。そば・ラーメン・丼物の「ささや食堂」さんに入る。

岩内のソウルフードの一つである「天ぷらラーメン」を味わう。天ぷらラーメンとは、その名のとおり、塩味のラーメンに天ぷらが乗っているもの。かつて、力仕事の漁師たちがパワーをつけるために好んで食べたラーメンだそう。

写真は「海老そば(ラーメン)」。日にち限定のものだ。エビの味が口いっぱいに広がる濃厚なスープ。

午後からは東日本最大級の大仏がある「帰厚院(きこういん)」さんへ。成田住職からお寺の歴史、仏教についてレクチャーいただく。

仏具にさわり、音を出してみよう。チン!ドン!シャン! のリズムだ。

だんだん早く!

楽器体験の後は、お寺のバックヤードツアー。普段はなかなか知り得ることが少ない日本・仏教の風習を知り、おどろく参加者。質問がいろいろ出た。こういうことは、やはり興味津々なんだね。

街ぶらの最後はここも創業は明治32年の「カネタ吉田蒲鉾店」さん。地元のスケトウダラをメインに手づくりでかまぼこをつくるお店。

岩内の地元に市民に愛されているお店を巡るツアー。知られざる魅力の一端にふれた。

(つづく)