コロナ禍の北海道観光、新聞報道に学ぶ

コロナ禍の北海道観光、新聞報道に学ぶ

コロナ禍が収まらない。一部、明るいきざしも見えてきたが、北海道は依然、緊急事態宣言が発出されたままだ。

そんな中、観光に関する2つの記事が北海道新聞に掲載されていた。

「体験型観光、釧路に暗雲」

釧路市は地方のインバウンド客の増加を図る国の「観光立国ショーケース」のモデル都市に選ばれ、魅力的な観光地づくりを推し進めている。しかし、このコロナの影響で今年の目標達成は難しい見通し。関係者は出口戦略を模索している、という記事だ。

・釧路は2つの国立公園をはじめ、豊かな自然と独自の文化にふれる体験型観光に活路を見出していた。

・しかし、3月末までに6万人のキャンセルが出てGWも過去にない落ち込みを記録する。

・光明は来年9月、北海道で初開催となる「アドベンチャートラベル」(AT)の国際サミットだ。釧路でも3泊程度のツアーが行われる予定。約60カ国800人が参加して、魅力をアピールできる好機となる。

・今の時期にやれることとして、従業員研修を進め、おもてなしの向上を図る。阿寒温泉地区ではスポーツ電動自転車で摩周湖を巡るなど、新たなプログラムの開発を進めている。

・このコロナ禍を、時間を与えられたと考え、観光資源を磨きあげたいと、苦境に前を向く。


もうひとつはプレミアム北海道の張社長のインタビュー記事。

「観光対策として、付加価値を磨く好機に」

・早ければ夏ごろに国内客が回復し、秋以降に海外客も戻り始めるのではと期待する。しかし、実際は来年以降になるのかもしれない。

・北海道はゴルフ・スキーなどアウトドアが盛んな地域。人口密度の高い東京や京都に比べて国内では優位に立っている。今を準備期間と位置付け、オンラインの語学教室やPR用スマホ動画研修を進めている。

・以前の北海道観光のままでは通用しないだろう。徹底したオンライン化も必要だ。予約や決済などネットで完結しないと、旅行先の選択肢にすら加われない。

・旅のスタイルは2極化するだろう。ひとつは低コスト型。もうひとつは、ゆったりとした宿泊施設でアウトドアスポーツや自然体験、食の魅力を楽しむ付加価値型。こちらは当然割高だ。

・北海道へのインバウンド客の消費額は平均178,000円とされる。この金額は国内客の2倍以上だ。このコロナでテレワークも進んだ。都市部にいなくても仕事ができることを学んだ。

・北海道の観光地側も意識改革をしなければならない。

もうひとつ。新聞から。
Jリーグチェアマン・村井満さんのインタビュー記事。

「お客さまの前でサッカーができる日常は、奇跡的にありがたいことだとコロナ禍を通じて知った。試合が遠ざかり、もうスタジアムに戻らないファンもいるのではという強烈な恐怖心がある。サッカーより生活を優先しなければならない人もいるだろう。そんな状況下で足を運んでくれる一人ひとりを、Jリーグは忘れない。恩返しのために全力のプレーを約束する」。

あたりまえだと思っていた日常は、奇跡的にありがたいことだった。

このことばを胸に刻み、わたしたちも、それぞれの持ち場で前を向いて準備したい。

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